2階建ての注文住宅

2階建ての注文住宅で失敗しないためのポイントやメリットを詳しくご紹介

もはや新築物件の多くが当たり前のように2階建てという印象が強いかと思います。

注文住宅においても、2階建てを希望される方は多いです。 しかし、とくに理由もなく2階建てを選択している方もいますが、しっかりと考えていないことで後悔してしまう可能性もあります。そこで今回は、2階建ての注文住宅で失敗しないためのポイントやメリットについてご紹介いたします。

1. 2階建ての注文住宅を依頼するメリット

2階建ての注文住宅を依頼するメリットですが、以下の3つが挙げられます。

1-1. 日当たりを十分に確保できる

日当たりを十分に確保できるというのがメリットとしてまず挙げられます。

密集した住宅地などでは、1階の日当たりが悪いというケースも少なくありません。
日当たりが悪いと湿気が溜まりやすくなってしまいますし、常に薄暗く電気代も余計にかかってしまうでしょう。 2階建てであれば、リビングを2階に設けることも可能ですので、日当たりを確保しやすくなるのです。

1-2. 狭い面積でも生活スペースを確保しやすい

土地の面積が狭い場合であっても、生活スペースを確保しやすいという点も2階建て注文住宅のメリットです。ワンフロアの面積が狭くても、それが2フロアとなれば工夫によって快適性を確保することは可能です。注文住宅は自由度が高いため、設計次第でいくらでも快適な空間づくりができるでしょう。

1-3. 家族でプライベート確保がしやすい

3つ目のメリットは「家族でプライベート確保がしやすい」というものです。夫婦やお子さんでも少なからずプライベートな空間が必要になるでしょう。2階建て注文住宅であれば、各々のプライベート空間を確保しやすいですし、フロアが分かれていることによりそれぞれのフロアで発生した音が気にならない傾向にあります。

2. 2階建ての注文住宅で失敗しないためのポイント

2階建ての注文住宅で失敗しないためのポイントとして代表的なものは以下となります。

2-1. 収納のつくり

2階建ての注文住宅における失敗しないためのポイントですが、まずは「収納のつくり」があげられます。

収納はただものをしまうことができればいいというわけではありません。 実際に使用することを考えたときに、奥行きや間取りなどをしっかりと考えなければ使いにくい収納になってしまうでしょう。

2-2. 部屋の広さ

部屋の広さは広ければ広いだけそれに越したことはありませんが、面積に限りがある以上、優先順位をつけて考えなければなりません。たとえば寝室はベッドしか置かないからと広さをそこまで確保していなかった場合、棚やテレビを置こうとした場合にスペースがぎりぎりになってしまうことも考えられます。優先順位ごとにスペース配分を考えつつ、決めていくようにしましょう。

2-3. 音の伝わり方

上と下の2フロアでの音の伝わり方も失敗しないためのポイントとなります。たとえば、リビングの真上に子供の部屋があった場合には、子供がはしゃいだときの振動や音が下へダイレクトに伝わってしまうことがあります。その反対に、下のフロアの音や振動が上のフロアに影響してしまうこともあるため、音の伝わり方を意識するようにしましょう。

3. 2階建ての注文住宅の種類

2階建ての注文住宅の種類ですが、大きく分けて以下の2種類が存在しています。

3-1. 部分2階建て

まずは部分2階建てです。2階建ての住宅と聞いたときに、多くの方がイメージするのはこの部分2階建てでしょう。

1階に比べて2階が小さいというのが特徴となります。リビングやキッチンなどのメインとなるスペースを1階に設けて、2階は寝室や子ども部屋にするケースがほとんどでしょう。 注文住宅であれば自由度が高いため、異なる面積でもスペースを十分に生かした設計が可能となります。

3-2. 総2階建て

総2階建てというのは、1階と2階が同じ面積の2階建て住宅のことです。建物全体で凹凸がないことによって、コストを抑えることが可能です。また、構造がとてもシンプルであるため、耐震性も高く、工事期間も部分2階建てに比べると早いという特徴があります。登るための足がかりが少ないため、セキュリティも高いです。昔はあまり見受けられないタイプでしたが、近年ではよく見受けられるようになってきています。ただし、外観のバリエーションは部分2階建てに比べると少ない傾向にあります。