リノベーションマンションでよくある後悔ポイントは?失敗を防ぐコツも解説
中古マンションを購入し自分好みに大胆なリノベーションをするのは、近年大変人気を集めています。ところがリノベーションマンションの工事を行ったものの、後悔する人も少なくありません。そのような人々は、どのようなポイントで後悔しているのでしょうか。また、後悔することのないよう、リノベーションマンションでの失敗を防ぐコツについてもお話ししていきましょう。
リノベーションマンションでよくある後悔ポイントとは?
リノベーションマンションで後悔することの多いポイントは、次の6点です。
希望のデザインにできなかった
マンションは集合住宅である以上、住民同士が快適に暮らせるようなルールが定められています。これが、マンションの「管理規約」です。この管理規約には、改修工事についても定められています。水回りの移動が禁止だったり、内装材の性能を限定したりとさまざまな禁止事項が設けられていて、すべて思うようにリノベーションできるわけではありません。いざリノベーションに取り掛かったものの、管理規約の関係で思うような間取りやデザインにできなかったと後悔する人も、少なくありません。
予算をオーバーしてしまった
新築に比べて少ない予算で思うような間取り・内装にできるのがリノベーションのよさではあるものの、ついあれこれ要望を詰め込み過ぎて、予算オーバーになってしまうことも多々あります。さらにリノベーションの場合、着工後に思わぬ追加工事の必要になるケースも多いのはご存知でしょうか。解体してみてはじめて劣化や修理の必要な個所が発見されることも少なくありません。そのような場合の修理費用なども考えながらプランニングしていかないと、予算をオーバーしてしまうでしょう。
イメージと違う仕上がりになってしまった
リノベーションに限らず、家づくりの経験は人生で何度もあるわけではないため、どうしても仕上がってみると「イメージと違った」と後悔する人は多いものです。とくにリノベーションの場合は、新築マンションと違ってモデルルームもないので、図面からイメージを想像するのは難しいでしょう。
最新の設備・機器が入れられなかった、オール電化にできなかった
リノベーションを機に最新設備や最新機器を入れたい、オール電化にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。ところが築年数の経ったマンションの場合、電気容量の関係で不可能なケースもあるのです。
隣人の生活音が気になる、隣人トラブル
築年数の経過しているマンションは、現在のような気密性や防音性はない場合が多いでしょう。そのため、いざ入居してみると隣室や上下階の入居者の生活音が気になってしまうケースも考えられます。同様に自分の出す生活音で、思わぬ隣人トラブルにも発展しかねません。
耐震基準を満たしていなかった
中古マンションを購入してリノベーションする場合、内装や設備は新しくできても、躯体構造自体はそのまま残すしかありません。また、マンションのリノベーションで工事できるのは、あくまで専有部分にあたり自室に限られます。そのため、建物全体としての耐震性は高められません。1981年に現在の耐震基準は定められました。それ以前に建てられたマンションの場合、耐震性に不安があるのは事実です。
リノベーションマンションで後悔しない!失敗を防ぐコツとは?
リノベーションマンションで後悔しない、失敗を防ぐコツについて4点紹介します。
最優先の希望を明確にしてから物件を探す
たとえば「広いLDKにしたい」という希望が最優先なら、物件探しの段階でその希望が叶えられる中古マンションを探せます。物件購入後に思うような改修ができなかったと後悔することは防げるでしょう。
思わぬ工事も想定して予算を立てる
中古マンションのリノベーションをする際には、総工事費の10%から15%を「予備費」として準備しましょう。思わぬ工事があっても、予備費で対応すれば予算オーバーにはなりません。
リノベーション会社選び
リノベーション会社とは、プランニングで何度も打ち合わせをするために顔を合わせることになります。しっかり自分の要望を伝えられるような、コミュニケーションの取れる会社を選びましょう。また、わかりやすい完成予想図を用意してくれる会社にすれば、完成後に大きくイメージが違ったという失敗も防げるはずです。
物件購入前に確認しておく
物件を購入前に、マンションの管理規約と、どれだけ電気容量を上げられるかは必ず確認しておきましょう。また、何年に建てられたのか確認し、耐震性についても事前に知っておく必要があります。耐震基準は変えられないものの、定期的に適切なメンテナンスをしているマンションなら、安心材料の一つとなります。購入する前に、専門家の診断を受けるのも一つの手でしょう。さらに、近隣トラブルが起きている物件ではないか、不動産会社に確認したり、内見時に共有部分の使われ方や張り紙などをチェックしたりして確認します。
まとめ
マンションリノベーションはメリットも多いものの、思わぬところで後悔してしまう人も多いものです。どのような点で後悔する人が多いのかを事前に把握した上で、失敗のないリノベーションで理想の住まいを手に入れましょう。
「株式会社ほっとほーむ」では、注文住宅とともにリノベーションにも力を入れております。リノベーションマンションをお考えという方も、まずは一度お気軽にお問い合わせくださいませ。