コラム
2024年10月19日

鎖樋はデメリットだらけ?メリットとデメリットを比較し、本当に必要な人だけ使おう!

鎖樋は、和風建築や洋風建築など、様々な住宅に風情を添えることができる魅力的な雨どいの一つです。
しかし、見た目の美しさだけでなく、機能面についても考慮する必要があります。
鎖樋は、水の流れが美しく、デザイン性が高い一方で、排水能力が低い、雨水や風の影響で水が飛び散る可能性がある、掃除などのメンテナンス頻度が高いといったデメリットも存在します。

今回は、鎖樋のメリットとデメリットを具体例を交えて解説し、鎖樋の導入を検討する際に役立つ情報を提供します。

□鎖樋のメリット:風情ある雨どい、見た目も機能も重視したい方へ

鎖樋は、水が鎖を伝って落ちる様子が美しく、和風建築や洋風建築など、様々な住宅に風情を添えることができます。
また、軒樋と竪樋の距離が離れている場合でも、シンプルに雨水を排水できるため、デザイン性と機能性を両立したい人におすすめです。

1: 水の流れを楽しめる

鎖樋の最大の特徴は、水が鎖を伝って落ちる様子を楽しめることです。
雨音が心地よく、見ているだけで心が落ち着きます。
特に、雨量の多い日には、鎖樋から勢いよく水が流れ落ちる様は、見ていて飽きません。

2: シンプルな排水経路

軒が深い場合、軒樋から竪樋までの排水経路が長くなってしまい、見た目が悪くなってしまうことがあります。
しかし、鎖樋は、軒樋から直接地面に雨水を排水できるため、シンプルで美しい外観を保つことができます。

3: 日本的な雰囲気を演出できる

鎖樋は、古来から日本建築で使われてきた伝統的な雨どいの一つです。
そのため、鎖樋を採用することで、日本らしい風情を演出することができます。
近年では、海外からの観光客にも人気が高まっており、日本の伝統文化を体験できる要素として注目されています。

□鎖樋のデメリット:知っておきたい、鎖樋の課題

鎖樋は、見た目の美しさだけでなく、機能面についても考慮する必要があります。

1: 排水能力が低い

鎖樋は、通常の竪樋と比べて排水能力が低いため、大雨の際に排水が追いつかないことがあります。
そのため、大雨の多い地域では、鎖樋の代わりに通常の竪樋を設置することを検討する必要があります。

2: 雨水や風の影響で水が飛び散る可能性がある

鎖樋は、構造上、雨水や風が当たると水が飛び散りやすいというデメリットがあります。
そのため、植栽や外壁への影響を考慮する必要があります。

3: 掃除などのメンテナンス頻度が高い

鎖樋は、通常の竪樋よりも掃除などのメンテナンス頻度が高くなります。
鎖の間にゴミが溜まりやすく、定期的に清掃する必要があります。
また、鎖が錆びたり、破損したりすることもあるため、定期的な点検が必要です。

□まとめ

鎖樋は、見た目の美しさだけでなく、機能面についても考慮する必要がある雨どいの一つです。
メリットとしては、水が流れる様子を楽しめる、シンプルに排水できる、日本的な雰囲気を演出できるといった点が挙げられます。

一方、デメリットとしては、排水能力が低い、雨水や風の影響で水が飛び散る可能性がある、掃除などのメンテナンス頻度が高いといった点が挙げられます。
鎖樋の導入を検討する際は、これらのメリットとデメリットを比較検討し、自分の家の状況に合わせて適切な判断をすることが重要です。

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