外壁合板で安心の住まいを!選び方と施工のポイント
外壁は家の顔。
その耐久性や美観を左右する重要な部分です。
近年、外壁材として合板を選ぶ方も増えています。
しかし、合板の種類や選び方、施工上の注意点など、わからないことがたくさんあるのも事実でしょう。
適切な合板を選ばなければ、思わぬトラブルに見舞われる可能性も。
この記事では、外壁に合板を使用する際の注意点と、適切な選び方を解説します。
後悔のない家づくり、リフォームのためにお役立てください。
外壁用合板の選び方
用途に合わせた厚みの選び方
外壁用合板の厚みは、主に9mm、12mm、15mmなどが使用されます。
9mmは比較的薄く軽量で、下地材として適しています。
12mmは9mmよりも強度があり、一般的な用途に広く使われます。
15mmはさらに強度が必要な場合、あるいは床下地にも使用されます。
使用する場所や目的、想定される負荷などを考慮して、適切な厚みを選びましょう。
例えば、強風や地震の多い地域では、より厚い合板を選択する方が安心です。
樹種と接着剤の選び方
外壁用合板の樹種には、針葉樹と広葉樹があります。
針葉樹は価格が比較的安価で、下地材としてよく使われます。
一方、広葉樹は強度が高く、美しい仕上がりを求める場合に適しています。
接着剤の耐久性も重要です。
外壁は雨や風などの影響を受けやすい場所なので、耐水性に優れた接着剤を使用している合板を選ぶことが大切です。
接着剤の耐久性は、特類、1類、2類などに分類されており、特類が最も耐水性に優れています。
ホルムアルデヒド放出量の確認
合板には、ホルムアルデヒドを放出する可能性があります。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因となる有害物質なので、F☆☆☆☆規格の合板を選ぶことをおすすめします。
F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの放出量が最も少ないことを示す等級です。
健康に配慮した家づくりを行うためには、この点にも注意しましょう。
外壁に合板を使う際の注意点
耐候性と耐久性の確保
外壁に使用する合板は、耐候性と耐久性に優れている必要があります。
長期間にわたって風雨にさらされるため、腐敗や変形を防ぐためには、適切な処理や塗装が不可欠です。
また、紫外線による劣化にも注意が必要です。
耐久性が高い合板を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を長く保つことができます。
施工方法と注意点
外壁に合板を施工する際には、適切な下地処理と施工方法が重要です。
下地が不十分だと、合板の耐久性が低下したり、剥がれ落ちたりする可能性があります。
また、釘の打ち方や間隔にも注意が必要です。
専門業者に依頼することをおすすめします。
施工不良は、建物の耐久性に悪影響を与えるだけでなく、雨漏りなどの原因にもなりかねません。
コンパネとの比較と使い分け
コンパネ(コンクリートパネル)は、コンクリートの型枠に使用される合板です。
耐水性に優れていますが、外壁下地材としては、構造用合板の方が適している場合が多いです。
構造用合板は、耐力壁として使用できるため、地震などの災害に対する強度を高めることができます。
コンパネは主に型枠用途に、構造用合板は外壁下地材として使い分けるのが一般的です。
それぞれの特性を理解した上で、適切な材料を選択することが重要です。
まとめ
外壁に合板を使用する際には、厚み、樹種、接着剤、ホルムアルデヒド放出量、耐候性、施工方法など、様々な点に注意が必要です。
特に、耐水性と耐久性が高い合板を選ぶことが重要です。
コンパネとの違いも理解し、用途に合った適切な合板を選択することで、安全で長持ちする外壁を実現できます。
専門業者に相談しながら、最適な材料選びと施工を行うようにしましょう。
適切な知識と選び方によって、安心して暮らせる住まいを実現できます。
この記事が、皆様の家づくり、リフォームに役立つことを願っています。
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