コラム
2024年09月02日

反りにくい木材をDIYで使う!知っておきたい反り対策と木材の選び方

DIYで家具や棚を作ったり、リフォームを楽しみたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
木材選びにこだわりたいけど、反りやねじれが心配で、なかなか踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

木材の反りは、DIYやリフォームの失敗に繋がる厄介な問題です。
しかし、正しい知識と対策を理解していれば、安心して木材を使うことができます。
この記事では、反りやすい木材の特徴や選び方、そして反りを防ぐための具体的な対策を解説します。

□反りにくい木材の選び方

木材の反りやすさは、種類によって大きく異なります。
DIYや家具製作に適した木材を選ぶ際は、反りにくい木材を選ぶことが重要です。

*反りにくい木材の特徴

反りにくい木材には、以下のような特徴があります。

・比重が重い
・木目が詰まっている
・乾燥が十分に行われている

*DIYや家具製作に適した木材

反りにくい木材として、DIYや家具製作に適した木材をいくつかご紹介します。

1:硬い木材

堅牢で耐久性が高いことから、家具や床材などに多く用いられます。
反りにくい反面、加工が難しく、価格も高めです。

・ナラ
強度が高く、木目が美しく、家具や床材などに使用されることが多いです。

・ウォールナット
高級感のある木目で、家具や内装材などに使用される。

・チェリー
赤みがかかった美しい木目で、家具や床材などに使用される。

2:や硬い木材

硬い木材に比べて加工がしやすく、価格も比較的安価です。

・タモ
・メープル
・オーク

3:軟らかい木材

加工が容易で、価格も安価です。
反りやすい性質があるので、薄い板材や小物製作に適しています。

・ヒノキ
香りが良く、防虫効果もあります。

・スギ
香りが良く、軽い特徴があります。

*木材を選ぶ際の注意点

木材を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

・乾燥の程度
乾燥が不十分な木材は、反りやねじれを起こしやすいです。

・含水率
木材の含水率は、環境によって変化します。
乾燥した環境で使用する場合、含水率が低い木材を選ぶと良いでしょう。

・木目の向き
木目は木材の強度や反りに影響を与えます。
板材を選ぶ際は、木目の向きを確認しましょう。

□木材が反らないための対策

木材の反りを防ぐためには、適切な対策が必要です。

1:塗装

塗装は、木材の表面を保護し、水分を調整することで反りを防ぐ効果があります。

・ウレタン塗装
耐久性が高く、木材の保護効果が高い。
ただし、木材の呼吸を妨げるため、自然塗料に比べて反りを防ぐ効果は高いですが、木材の呼吸を妨げてしまうため、注意が必要です。

・自然塗料
木材の呼吸を妨げないため、環境に優しい。
ただし、ウレタン塗装に比べて耐久性が低く、反りを防ぐ効果も低い。

2:固定

木材をしっかりと固定することで、反りを抑制することができます。

・両端を固定する
テーブルや棚など、木材の両端を固定することで、反りを防ぐことができます。

・反り止め金具
木材の裏側に反り止め金具を取り付けることで、反りを防ぐことができます。

3:環境管理

木材は、温度や湿度の変化に敏感です。

・直射日光やエアコンの直風を避ける
直射日光やエアコンの直風は、木材の水分を奪いやすく、反りを起こしやすくなります。

・湿度を一定に保つ
木材は、湿度が60%前後に保たれている環境で、安定しやすいと言われています。

□まとめ

木材の反りは、DIYやリフォームを行う上で、避けては通れない問題です。
しかし、この記事で紹介した木材選びのポイントや反り対策を理解することで、安心して木材を使用することができます。
木材の反りを防ぐためには、木材の種類、乾燥の程度、含水率、木目の向きなどの要素を考慮し、適切な対策を行うことが重要です。
木材を扱う際には、これらのポイントを心掛けることで、DIYやリフォームを成功させることができます。

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