コラム
2024年07月15日

リノベーション賃貸物件とは?リフォーム賃貸物件との違いや魅力を徹底解説

リノベーション賃貸物件とは?リフォーム賃貸物件との違いや魅力を徹底解説

リノベーションというと一般的に、中古物件を購入して自分好みに大きく改修するものだと思われがちです。それでは、「リノベーション賃貸物件」とは、どのような物件なのでしょう。そこで今回は、リノベーション賃貸物件について、リフォーム物件との違いなどを紹介していきます。また、リノベーション賃貸物件を借りるメリット、所有している賃貸物件をリノベーションするメリットも深掘りしていきます。

リノベーション賃貸物件とは?リフォーム賃貸物件との違いは?

リノベーション賃貸物件とは、どのような賃貸物件なのでしょうか。リフォーム賃貸物件との違いについてもお話ししていきます。

リノベーション賃貸物件とは?

アパートやマンションなどにリノベーション工事を加えた賃貸物件が、「リノベーション賃貸物件」です。賃貸物件は定期的に劣化した部分や破損・故障した部分の修繕を行いながら貸し出していますが、リノベーションは一般的な修繕とは異なります。リノベーションは、新築時の物件よりもデザイン性や機能性を高め、より魅力的な物件へと改修する工事なのです。

一般的にリノベーション賃貸物件は、デザイン性が高くオリジナリティのある物件が多いのも特徴でしょう。築年数の経過した物件の古さを敢えていかして、独特の雰囲気を演出できるのもリノベーション賃貸物件の特徴だといえます。

リフォーム賃貸物件との違いとは?

リノベーションというと、「リフォーム」と混同している人も多いのではないでしょうか。リフォームとは劣化・破損した個所を新築時の状態に戻す修繕のことです。つまりマイナスになった状態の物件を、ゼロの状態に戻す工事だといえます。賃貸物件におけるリフォームというと、たとえば床材や壁紙の張り替えや、設備の交換などが挙げられるでしょう。

賃貸物件においては、経年劣化や使用に支障のある故障などのある場合、大家さんにリフォームを行う義務があります。入居者の故意や過失による故障・破損などの場合は、入居者が費用を負担してリフォームしなければなりません。また、入居時に入居者がリフォームした場合、原則的に退去時には元通りにしなければなりません。

賃貸物件でリノベーションできる?

リノベーションというと購入した中古物件に対して行うものであり、賃貸物件に大きな改修を加えるのはできないと思われがちですが、実際そうなのでしょうか。実際に大部分の賃貸物件では、退去時に入居者によって原状回復するのが義務となっています。

ところが近年、少しずつ状況の変わってきているのはご存知でしょうか。賃貸物件でもリフォームやリノベーションの可能な物件が増えているというのです。「DIY賃貸」「カスタマイズ賃貸」などと呼ばれていて、自分でDIYしたり、自分でリノベーション会社に依頼しリノベーションしたりが許されている物件です。

また、国土交通省でも「DIY型賃貸借」と定義した、借主の移行があれば改修のできる物件・契約を推進しているのはご存知でしょうか。貸主にとっては入居前のハウスクリーニングが不要になり、借主にとっても自由に手を加えられ退去時に原状回復する義務もありません。このような物件を探せば、賃貸物件にリノベーションも可能でしょう。

リノベーション賃貸物件を借りるメリットとは?

リノベーション賃貸物件を借りるメリットは、次のようなものが挙げられます。

新築の賃貸物件よりリーズナブル

リノベーション賃貸物件は、新築物件より安い家賃で新築同様にきれいな部屋を借りられるのが最大のメリットでしょう。家賃が高く諦めていたエリアでも、リノベーション賃貸物件なら手が届くかもしれません。

機能性の高い設備

リノベーション賃貸物件は、トイレやバスルームなどの水回り、空調といった設備を最新モデルに入れ替えていることが多く、快適に住まえるのもメリットです。中古の賃貸物件ほど設備も古くトラブルが起こりがちです。新しい設備なら快適で、トラブルも起こりにくいでしょう。

大家さんにとってリノベーション賃貸物件のメリットはある?

リノベーション賃貸物件は、大家さんにとっても次のようなメリットがあります。

費用対効果が高い

築年数の経過した物件はどうしても家賃を下げないと借り手が現れません。そのような物件もリノベーションすることで、ニーズの高い物件にできるのです。新築物件より安く購入した物件をリノベーションする、不動産投資家も多くいます。リノベーションには費用がかかるものの、家賃を上げても入居してもらえれば、費用対効果は高いといえるでしょう。

ターゲットを絞った物件作りができる

賃貸物件の周辺環境に合わせた部屋へリノベーションすることで、入居者アップを図れます。たとえば単身者向けの物件をバリアフリー化して高齢者向けの物件にしたり、ファミリー向け物件をゆったり暮らしたい単身者向けにしたりと、周辺環境からみてニーズの高い物件に作り替えられるのです。

まとめ

リノベーション賃貸物件は、リフォーム賃貸物件とは違い、新築時以上の価値や快適性をもたせた賃貸物件です。新築賃貸物件より安い家賃で、新築同様にきれいで快適な物件を借りられるなど、借り手にはさまざまなメリットがあります。大家さんにとっても、賃貸物件をリノベーションすることで、借り手アップや資産価値アップに繋げられるでしょう。

「株式会社ほっとほーむ」では、さまざまな物件のリノベーションを承っております。賃貸物件のリノベーションをお考えの方は、さまざまなご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。