コラム
2025年05月01日

注文住宅の新築平屋の相場とは?費用を抑える方法もご紹介

注文住宅の新築平屋の相場とは?費用を抑える方法もご紹介

平屋は、一人暮らしや夫婦だけの家庭が増えるなど家族構成の変化により再注目されています。階段の上り下りもなく、生活動線がシンプルな点も魅力的です。また、高さがないため建物の構造的に強度が強く地震等の災害にも強いといったメリットがあります。しかし、2階建てと比較すると坪単価が割高になる傾向にあり、費用に不安を感じている方も少なくありません。この記事では、注文住宅における新築平屋の相場を解説します。費用を抑える方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅の新築平屋の価格相場とは?

注文住宅の新築平屋の価格相場は、木造であれば坪単価で40万円から60万円です。かりに30坪であれば、1,200万円から1,800万円ほどになります。

新築平屋にかかる費用の内訳は、本体工事費や約7割、付帯工事が約2割、諸費用が約1割です。近年、ファミリー向けの平屋だけではなく単身者向けの平屋の需要も高まっています。こちらでは、単身者向けの平屋の相場とファミリー向けの平屋の相場を解説していきます。

単身向け(夫婦だけも含む)平屋の相場

単身者向け注文住宅の新築平屋の相場は、600万円から1,500万円です。単身者向けの平屋の場合、1LDKや2LDKといった比較的シンプルな間取りが取り入れられるケースは少なくありません。延床面積が抑えられるだけではなく、シンプルな作りという面も価格を抑えられる理由となります。

1人暮らしをする場合の間取りは基本的に1LDKであり、延床面積は15坪から20坪程度のものがほとんどです。そちらの相場は、600万円から1,200万円です。

夫婦向けの間取りは2LDKであることが多く、延床面積は20坪から25坪程度になります。こちらの相場は、800万円から1,500万です。

ファミリー向け平屋の相場

ファミリー向け注文住宅の新築平屋の相場は、1,500万円から2,100万円です。延床面積が大きくなるのはもちろんですが、家族が多くなると複雑なくりになることも多く、コストがアップすることも少なくありません。4LDKやそれ以上の間取りになると、3,000万円前後になる例もあります。

間取りが3LDKの場合は25坪から30坪程度であり、相場は800万円から1,800万円です。4LDKの場合は30坪から35坪であり、1,200万円から2,100万円が相場になります。

注文住宅の新築平屋の費用を抑える6つの方法

注文住宅の新築平屋の購入を考えているものの「計画している間取りだと予算を超えてしまいそう…」というお悩みを抱えていませんか。平屋はちょっとした工夫をすることで、予算の範囲内で購入することも可能です。

ここでは、費用を抑える6つの方法を紹介するので1つずつ見ていきましょう。

設備や素材のグレードを下げる

平屋を建てる際は、さまざまな設備を導入することになります。設備の代表的なものとしては、洗面台やシステムキッチン、そしてユニットバスなどがあるでしょう。それらのグレードを少し下げるだけでも、新築平屋の費用は下がります。家を建てる際はさまざまなこだわりを実現しようとしてしまうかもしれません。住宅設備メーカーのカタログを見ていると、どうしてもグレードの高いものに魅力を感じてしまいます。しかし、グレードが高い設備を導入するとその分費用は割高になるので、予算にマッチした設備の導入を検討してください。

意外とコストアップに繋がるのが、住宅に使用される素材です。外壁や壁紙などの素材は、面積が大きくなればなるほど費用がかかってきます。グレードの高い素材を使ってしまえば予算もかかってしまうので、十分に注意しましょう。

省スペースにする

無駄なスペースを作ってしまうと建築面積が増え、その分費用がかさんでしまいます。使わない部屋を作ると予算を圧迫する原因にもなるため、省スペースを意識しましょう。

とくに注意してほしいのが、書斎や客間、そして茶室などです。作ってみたもののほとんど使わないケースもあるので、本当に必要なものか考えたうえで導入するか検討してください。

省スペースを意識する際は、廊下を減らすのもおすすめです。廊下分の床面積が減るとともに、壁や建具も減るためコスカットになります。

平屋の建築実績が豊富な住宅業者に依頼する

平屋の建築実績は住宅メーカーによって差があります。平屋の建築実績が少ないメーカーに依頼してしまうと平屋造りのコストカットをするノウハウもないため、結果として費用がかかってしまいます。平屋の建築実績が豊富な住宅業者であれば、予算の相談にも応じてくれやすいのでおすすめです。

窓を減らす

不必要な窓を減らすことも、平屋の費用を抑える方法の1つです。平屋造りの費用に関わってくるものの1つに窓があります。採光するために窓を増やそうと考えている方もいますが、設置費用がかさむことになるでしょう。採光しやすいように窓を高い位置に配置するなどして、窓を減らせるように工夫してみるのもおすすめです。

シンプルな外観にする

費用を抑えたいのであれば、平屋の外観を正方形または長方形といったシンプルな形にすることが重要です。シンプルな外観の平屋は壁面積や屋根面積を抑えることになり、結果として建材の量も減らせます。一方で、凹凸が多い複雑な形をしていると壁面積や屋根面積も増え使う建材の量も増えます。費用を抑えたいのであれば、シンプルな箱型の外観を心がけてください。

屋根を低くする

屋根の勾配を高くするほど屋根面積および壁面積が大きくなるので、費用が高まります。雪国では積雪のことも考え屋根の勾配を高くすることもありますが、その他の地域にお住まいであれば、屋根を低くするのがおすすめです。

屋根の種類には主に片流れ、切妻、寄棟、方形の4種類あります。その中で、片流れは勾配が小さい傾向にあるので、費用を抑える目的での導入におすすめです。

まとめ

注文住宅の新築平屋の相場は、坪当たり40万円から60万円です。費用は設備や素材、外観などにも大きな影響を受けるので、住宅メーカーとしっかりと話し合い、予算も考慮したうえで適切なものを選択していくことが大事でしょう。

「株式会社ほっとほーむ」は自然素材を活用し、夏涼しく冬温かい住まいを提供している住宅メーカーです。平屋の建設実績も豊富であり、一人ひとりのニーズに合ったオンリーワンの住まい造りをしています。予算についても相談できますので、平屋に興味をお持ちでしたら気軽にご連絡ください。