コラム
2024年07月24日

合板フローリングが原因?アレルギー・シックハウス症候群の原因と症状!

近年、新建材から発生する化学物質による健康被害が問題視されています。
特に、合板やフローリングに含まれるホルムアルデヒドは、アレルギーやシックハウス症候群の原因となる可能性があり、小さなお子様やペットがいるご家庭では特に注意が必要です。
 

□シックハウス症候群とは何か?

 
シックハウス症候群とは、住まいの環境が原因で引き起こされる健康被害の総称です。
新築住宅やリフォーム後の建物で多く見られ、室内空気中の有害物質が原因と考えられています。
シックハウス症候群の原因となる物質は、建材や家具、接着剤、塗料などさまざまなものに含まれています。
 

1:シックハウス症候群の原因物質

 
シックハウス症候群を引き起こす主な原因物質には、以下のようなものがあります。
 
・ホルムアルデヒド:合板やフローリング、家具などの接着剤に含まれる
・トルエン、キシレン、ベンゼン:塗料や接着剤、シンナーなどに含まれる
 
これらの物質は、空気中に揮発し、呼吸器や皮膚から体内に吸収されます。
シックハウス症候群は、これらの物質に過敏に反応することで、さまざまな症状が現れます。
 

2:シックハウス症候群の症状

 
シックハウス症候群の症状は、人によって異なりますが、一般的な症状として以下のようなものがあります。
 
・目の症状:かゆみ、充血、涙目、まぶしさ
・鼻の症状:鼻詰まり、鼻水、くしゃみ、鼻のムズムズ感
・のどの症状:のどの痛み、咳、痰、声のかすれ
・皮膚の症状:かゆみ、発疹、湿疹、皮膚の乾燥
・精神的な症状:頭痛、めまい、倦怠感、集中力の低下、イライラ感
 
シックハウス症候群の症状は、部屋から出ると改善したり、症状の出方が時間帯によって変わったりすることがあります。
これらの症状が続く場合は、シックハウス症候群を疑い、専門医に相談することをおすすめします。
 

□合板フローリングが原因?アレルギー・シックハウス症候群の主な原因

 
シックハウス症候群の原因となる有害物質は、さまざまな建材に含まれていますが、特に問題視されているのが、合板フローリングなどの新建材に含まれるホルムアルデヒドです。
 

1:ホルムアルデヒドの健康影響

 
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の原因物質として最も有名です。
ホルムアルデヒドは、空気中に揮発しやすく、呼吸器から体内に吸収されると、気管支炎や喘息、アレルギー性鼻炎などの呼吸器系の症状を引き起こす可能性があります。
また、ホルムアルデヒドは、発がん性も疑われています。
 

2:合板フローリングとホルムアルデヒド

 
合板フローリングは、木材を薄く削って重ね、接着剤で貼り合わせたものです。
この接着剤には、ホルムアルデヒドが含まれていることが多く、合板フローリングからホルムアルデヒドが揮発することがあります。
特に、安価な合板フローリングや、接着剤の使用量が多い合板フローリングは、ホルムアルデヒドの放出量が多い傾向にあります。
 

3:シックハウス症候群を防ぐために

 
シックハウス症候群を防ぐためには、建材を選ぶ際にホルムアルデヒドの放出量が少ないものを選ぶことが重要です。
ホルムアルデヒドの放出量が少ない建材には、エフフォースターの認定を受けたものがあります。
 

□まとめ

 
シックハウス症候群は、住環境が原因で引き起こされる健康被害であり、特に合板フローリングなどの新建材に含まれるホルムアルデヒドが原因となる可能性があります。
シックハウス症候群を防ぐためには、建材を選ぶ際にホルムアルデヒドの放出量が少ないものを選ぶことが重要です。
また、室内の換気を十分に行い、空気中の有害物質を減らすことも大切です。
家族の健康を守るため、住環境にも気を配り、安全で快適な暮らしを実現しましょう。
 
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