コラム
2025年06月15日

注文住宅の坪単価とは?注意点や安くするポイントについて解説!

注文住宅の坪単価とは?注意点や安くするポイントについて解説!

注文住宅を購入しようと思っていませんか?設計の段階からかかわれるので、自分のこだわりを反映できるとして人気です。注文住宅を購入する場合、やはり気になるのはいくらかかるかではありませんか?注文住宅の費用を考えるにあたって、今回紹介する坪単価とは何かについて理解しておくといいでしょう。

坪単価について理解しよう

坪単価とは読んで字のごとくで、注文住宅建設にあたっての1坪当たりの費用を指します。具体的には建物の建設代金を延べ床面積で割ることにより計算できます。たとえば建物価格が3,000万円で延べ床面積が60坪だったと仮定すると、坪単価は3,000万/60の50万円です。

坪単価の相場はどのくらい?

国土交通省で「建築着工統計調査」を実施しています。その2021年度の一戸建ての平均坪単価は60.7万円でした。ただし建物の構造別で坪単価は異なります。一般的な日本家屋である木造住宅の場合、57.1万円と平均をやや下回ります。

鉄骨や鉄筋コンクリートの場合、坪単価はやや高めです。鉄骨の場合94.1万円、鉄筋コンクリートで99.7万円なので、木造と比較すると倍近くのコストのかかることがわかります。

延べ床面積と施工床面積

坪単価について注意しなければならないのは、統一したルールがない点です。上では延べ床面積1坪当たりの単価と紹介しましたが、施工会社によっては施工床面積をベースにするところもあります。

延べ床面積と施工床面積には違いがあります。玄関やベランダ、ウッドデッキなどのスペースを延べ床面積には含まれませんが、施工床面積は含めるのが相違点です。施工床面積の方が大きくなるので、坪単価は延べ床面積よりも安い価格が算出されるので、注意が必要です。

本体価格に含まれる項目

建物の本体価格についても、明確な決まりはありません。このため、全く同じマイホームを建設しても施工会社によって本体価格が異なる場合もあります。

たとえばマイホームに太陽光システムを導入したいと考える家庭はありませんか?太陽光を導入することで自家発電できれば、電気料金の節約効果が期待できます。この太陽光システムの費用を本体価格に含めるかどうかは、ハウスメーカーによりけりです。中には「太陽光は住宅本体に含まれないから」と、本体価格に含めないところもあるでしょう。

すると本体価格が安くなるので、坪単価も低くなります。太陽光発電を導入するとなると200~300万円程度かかるのが一般的です。この費用を反映するかどうかで坪単価は同じ建物でも大きく違ってきてしまいます。もし業者に坪単価を出してもらうのであれば、どこまでの費用が含まれているのか担当者に確認した方がいいでしょう。

家の形状で坪単価は左右される

坪数が一緒の建物でも、形状で坪単価の変わってくる可能性があります。たとえば同じ坪数でも1階部分が広い住宅の方が坪単価は高くなります。1階部分が広ければ、それだけ基礎工事にお金をかける必要があるからです。

ほかにも2階建て、同じ坪数でも1階と2階の面積が一緒なのと異なるものとでは、坪単価が違ってきます。1階の方が広く2階はやや小さめの建物の場合、凹凸が多くなるので木材や外壁材、屋根材もその分余計に必要です。建材コストが大きくなるので、坪単価も高くなってしまいます。

注文住宅の坪単価を安くするコツ

注文住宅を建てる際に、できるなら少しでも費用を安く抑えたいと思うでしょう。坪単価を抑える方法について以下で紹介するので、注文住宅を建てる際の参考にしてください。

屋根は片流れにする

もし屋根の形状にこだわりがなければ、片流れ方式を採用しましょう。切り妻と専門用語ではいいますが一般的な山形ではなく、「/」のような片側しか傾きのない屋根のことを片流れといいます。片流れであれば、面積を抑えられますし、雨どいの建材も少なくできるからです。

クロスは安く

クロスは安いものでかまいません。というのもクロスはどんなに高額なものでも5~10年が寿命といわれているからです。比較的短期間で張り替えないといけないので、壁紙には費用をかけないことで坪単価を安くできます。クロスをはじめとして消耗が激しく、何度も取り替えないといけない個所には、あえて費用をかけないようにして、坪単価を節約してください。

見積もりは複数社で

同じ条件の注文住宅を建てる場合でも、業者によって坪単価は異なります。各メーカーで建設費用の基準が異なるからです。複数のところで同じ条件にて見積もりを取って、その内容を比較しましょう。より安く、その内容に納得できるところに依頼すれば、満足度の高いマイホームが完成するでしょう。

まとめ

坪単価は1坪当たりの本体価格なのですが、特別な決まりはありません。そこで基準となる面積や本体価格の考え方が、メーカーによって異なる場合があります。住宅のどこまでが面積に含まれているのか、どこまでの費用が価格に反映されているかを確認したうえで、坪単価が安いか高いか考えなければなりません。

「株式会社ほっとほーむ」は姫路市を中心に、注文住宅の施工を承っております。できるだけコストをかけずに、快適に暮らせるような高品質の注文住宅を提案しております。資金面でわからないことや心配な点があれば、お気軽にお問い合わせください。