コラム
2024年08月25日

グラスウールとロックウールどっちを選ぶ?特徴とメリット・デメリットを徹底比較!

これから家を建てたり、リフォームを検討したりする際に、断熱材選びは重要なポイントですよね。
断熱材の種類はたくさんあり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
今回は、人気断熱材のグラスウールとロックウールについて、特徴を比較して解説します。

□ロックウールの特徴とは?

ロックウールは、玄武岩や安山岩といった天然の鉱石を高温で溶かし、繊維状に加工して作られた断熱材です。
まるで「石から作った綿あめ」のようなイメージで、軽量で扱いやすいのが特徴です。

1:ロックウールの断熱性能

ロックウールは、繊維と繊維の間に空気を抱き込むことで、熱の移動を抑えています。
繊維の密度が高ければ高いほど、空気の層が密になり、熱の移動が少なくなり、断熱性能が高くなります。
逆に、密度が低くなると、空気の対流が活発化し、熱が移動しやすくなってしまい、断熱性能は低下してしまいます。

2:ロックウールのメリット

ロックウールは、他の断熱材と比べて、以下のメリットがあります。

・撥水性に優れている
ロックウールは水をはじくので、湿気や雨に強く、断熱性能を維持できます。

・燃えにくい
鉱物由来の素材なので、火に強いのも特徴です。

・防音効果が高い
空気の層が音を吸収するため、防音効果も期待できます。

・シロアリに強い
無機質素材なので、シロアリの被害を受けません。

3:ロックウールのデメリット

ロックウールには、以下のデメリットがあります。

・価格が高い
グラスウールに比べて、価格が高めです。

・施工が難しい
繊維が細かく、扱いにくい場合があります。

□グラスウールの特徴とは?

グラスウールは、ガラスを高温で溶かし、繊維状に加工して作られた断熱材です。
リサイクルガラスを多く使用しているため、環境に優しい素材と言えます。

1:グラスウールの断熱性能

グラスウールも、ロックウールと同じように、繊維と繊維の間に空気を抱き込むことで断熱効果を発揮します。

2:グラスウールのメリット

グラスウールは、以下のメリットがあります。

・価格が安い
ロックウールに比べて、価格が安いです。

・施工がしやすい
ロックウールに比べて、扱いやすい素材です。

3:グラスウールのデメリット

グラスウールには、以下のデメリットがあります。

・水に弱い
水に濡れると、繊維が潰れてしまい、断熱性能が低下してしまいます。

・カビが発生しやすい
水に弱いため、カビが発生しやすいです。

・チクチクする
繊維が細かいので、施工時にチクチクすることがあります。

□まとめ

グラスウールとロックウールは、それぞれ特徴が異なります。
ロックウールは、価格が高めですが、撥水性や耐火性に優れ、防音効果も高いので、高性能な断熱材を求める方におすすめです。
一方、グラスウールは、価格が安く、施工しやすいので、コストを抑えたい方におすすめです。
どちらの断熱材を選ぶかは、家の構造や予算、用途などを考慮して決めるようにしましょう。

当社は、業績30年の豊富な実績と自然素材を活用した家が魅力です。
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