コラム
2024年08月29日

勾配天井のメリットとデメリットを紹介!採用前に知っておくべき注意点

注文住宅を建てる際に、デザイン性の高い空間を実現するために検討されることの多い勾配天井。
開放的な空間を生み出し、個性的なインテリアを楽しむことができる一方で、デメリットも存在します。
この記事では、勾配天井を採用するメリットとデメリット、そして後悔しないための対策について詳しく解説します。
注文住宅を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

□勾配天井のメリット

1:高い天井で開放感がアップ

勾配天井は、通常のフラットな天井に比べて、視界が広く、開放的な空間を実現することができます。
そのため、圧迫感を感じにくく、ゆったりとくつろげる空間になります。

2:明るい空間をつくりやすい

勾配天井は、高い位置に窓を設置できるため、自然光をたっぷりと取り込むことができます。
そのため、部屋全体が明るく、開放的な空間になるのです。

3:デザインのバリエーションが広がる

勾配天井は、フラットな天井に比べて、デザインの自由度が高く、個性的な空間を作ることができます。
例えば、梁を露出させることで、空間のアクセントとなり、個性的な雰囲気を出すことができます。
また、照明計画も自由度が高く、さまざまな照明器具を取り付けることができます。

4:上の階の床面積を圧迫しない

勾配天井は、小屋裏のデッドスペースを活用するため、吹き抜けのように上の階の床面積を圧迫しません。
そのため、上の階にも十分なスペースを確保することができます。

□勾配天井のデメリットと対策

勾配天井は、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
後悔しないためにも、デメリットと対策をしっかりと理解しておくことが大切です。

1:電気の交換が大変

勾配天井は、電気の取り付け位置が高くなるため、電球の交換やメンテナンスが困難になる場合があります。
一般的な脚立では届かない高さの場合、専門業者に依頼する必要があるため、費用がかかってしまう可能性があります。

対策としては、LED照明を採用することで、交換頻度を減らすことができます。
LED照明は、寿命が長く、省エネ効果も期待できます。

2:リフォーム費用が高くなる

勾配天井は、壁の面積が増えるため、将来のリフォーム費用が高くなる可能性があります。
特に、天井の高い位置にある壁は、足場を組む必要があり、費用がかかってしまう場合があります。

対策としては、リフォーム時に耐久性が高い素材を使用することで、メンテナンス頻度を減らし、リフォーム費用を抑えることができます。
例えば、壁材に無垢材やタイルを使用することで、長持ちさせることができます。

3:快適性・省エネ性が低下しやすい

勾配天井は、天井が高くなるため、冷暖房効率が悪くなり、快適性や省エネ性が低下しやすいというデメリットがあります。
特に、夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすい傾向があります。

対策としては、断熱性能の高い住宅会社を選び、しっかりと断熱対策を行うことが重要です。
断熱材の種類や厚み、窓の性能など、様々な要素が断熱性能に影響するため、事前にしっかりと検討する必要があります。

□まとめ

勾配天井は、開放的な空間を実現できるなど、魅力的なメリットがたくさんあります。
しかし、電気の交換が大変、リフォーム費用が高くなる、快適性・省エネ性が低下しやすいといったデメリットも存在します。
後悔しないためにも、勾配天井を採用する際は、メリットとデメリット、そして対策をしっかりと理解した上で、慎重に検討することが重要です。

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